トランプリスクは米国債券市場にとってはマイナス要因となる?
9月のはいって、大統領選挙でのトランプ候補の支持率巻き返しが
顕著になってきまいた。
トークショーでは、かつら疑惑を髪の毛をくしゃくしゃにすることを
キャスターに許して、大うけとなってみたり、トランプ氏に対する印象
がプラスのほうに動きはじめているかのようにも見えます。
カギとなる激戦州で逆転現象も
上記のグラフのように、一時はクリントン氏が大きくリードしていた州に
おいても拮抗また逆転現象がおきています。
ただ選挙人の数からすると、クリントン氏の優位は変わらず、この流れが
さらに加速していくかどうかはなんといっても26日のテレビ討論にかかって
きているようです。
トランプリスクは米国債券売りにつながる?
もしトランプが大統領になった場合、アイゼンハワーのインターステート・ハイウェー構想
の再来と言われるインフラストラクチャ・プロジェクトがぶち上げられる可能性があります。
そして、米国の軍事支出を増やすことが提案される可能性が高いです。
トランプ氏の政策は、耳に心地よい減税であったりとか、財政支出の話ばかりなので
そのことは、財政規律がゆるむことを意味することになります。
トランプ氏の周りには、ブレーンとなる人材もいないようで、トランプリスクは
まさに債券にとってはマイナス材料となりそうです。