“テーパリングではない”ECB理事会ドラギ総裁の発言に反応したユーロ相場
昨日のECB理事会の結果を受けての市場の
反応は、結局良いところだけをとって
それぞれ市場は反応した結果となりました。
ECB理事会決定内容は
1.量的緩和QEプログラムを12月末まで延期
2.来年の4月以降は現在の800億ユーロから600億ユーロに減額
3.利回りが預金金利を下回る債券も購入する
この3つが主な決定内容となりました。
市場がハト派的と捉えた理由は
4月からの購入額を減額する決定をしたにも関わらず
株が上昇、そしてユーロドルが下落した背景には
ドラギ総裁が、これはテーパリングではない、と
記者会見で発表したこと、そして預金金利以下でも
債券を購入するといった緩和姿勢を強化する政策が
発表されたことから、ハト派的と受け止められました。
昨日のユーロドルは見事にセルオンラリー
昨日のユーロの動きは見事に1.08台後半が抑えられ
そこから200ポイント以上の下落でした。
指摘していたとおり、1.08台の重さを確認する結果と
なりました。
来年早々にも控えているイタリアの銀行の不透明さ
を考えると、ユーロドルではすなおにユーロ売りポジション
が機能しそうです。