
ダウ・ジョーンズ好配当株式指数とETF(DVY)が今S&P500をアウトパフォームする背景は!
現在、米国でパフォーマンスのよいETFのひとつ
にセレクト・ディビデンドETFがあげられます。
これは、米国株式の有配銘柄ETFですが、なぜ
これが好調なのか?どうも米国債券利回りの動き
と関係がありそうです。
ダウ・ジョーンズ好配当株式指数とはなに?
これは、米国株式市場のなかで、好配当銘柄を集積
させたインデックスです。
好配当銘柄というのは、基本的には業績が好調なのですが
この好配当銘柄というのは、常に配当を重要視している
銘柄です。これらの銘柄を集めたインデックスに
ダウ・ジョーンズUSセレクト・ディビデンド・インデックスという
のがあり、これが現在米国株式の全体指数を上回っている
状況なのです。
セレクト・ディビデンドETFが好調な理由は
現在アメリカの株価が好調な背景には、米国債券利回りの低下
が一要因として起因していると思います。
1992年以降、10年債利回りが低下した局面では、
ダウ・ジョーンズUSセレクト・ディビデンド・インデックスが
S&P500指数をアウトパフォームしています。
上場投資信託(ETF)であるiシェアーズ・セレクト・ディビデンド
ETF(DVY)は同指数に連動しています。
10年国債利回りが過去1年の平均を下回りさらに
低下傾向にある局面で、有配銘柄のアウトパフォーマンスが
最高となる傾向になりますが、現在はその流れに
はまっているようです。現状bの同ETFの利回りは、
3.26%で、現在の米国債券の利回りを優に上回っています。
まとめ
現在の流れは、パウエルFRB議長が、利上げ政策に
急ブレーキをかけたことから始まりますが、そのきっかけ
はトランプ大統領です。来年の大統領選挙にむけて
さらに株価を意識したFRBの金融政策が続くと見る
のが妥当だとおもわれ、ここで、好配当銘柄で
また比較的業績のよい銘柄を集積したETFに人気
が集まるのも納得です。
現状、米国んぼ景気拡大がストップしてしまうとの
懸念もあり、逆イールドカーブも浸透してきていますが
投資家はやはり高い利回りを追求してくる傾向に
あるので、好配当銘柄に着目したDVYは引き続き
好調さを維持することが予想されます。