ソロスファンドがSPDRゴールド全て売却~本格的リスクオンの展開でドル円の次のターゲットは111円台
ドル円の上昇が止まらなくなってきました。
皮肉のトランプ勝利が、大幅なドル高円安を
もたらす結果となっています。
背景には本格的なリスクオンの始まり?
ソロスファンドが、SPDR金のポジションを全て
売却したと、第3四半期のSECへの報告書に綴られて
いるそうです。
ソロスファンドといえば、金資産と、ドイツ銀行の
株を売っていたことで知られていましたが、ここに
きてリスクオンにベットしてきた感じです。
トランプ政権発足前に先取り
現在の市場の焦点、トランプ政権で実施されるであろう
大幅減税に焦点をあてているようです。
ドル円については、米国の長期金利の上昇もさること
ながら、法人税減税によって、米国企業がアメリカに
回帰するとの憶測のもとでのドル買いも助長しているよう
に思われます。
トランプ=ドル高円安、人民元安の構造
ちまたのエコノミストが予想していた、トランプならば
円高という構造は見事に覆されています。
市場は、通商よりも、議会で理解を得られそうな減税の
ほうを先取りしているようです。
トランプ勝利自体が歴史に残るサプライズだったことを
考えると、ドル円についても、ドル高円安の大きな相場転換
を果たしていると思ったほうがいいかもしれません。