ステーブルコインとは?パウエルFRB議長が規制を強める背景は!
パウエルFRB議長は、仮想通貨とステーブルコインについて否定的
な見解をしめしているようです。
そこで今回はステーブルコインとはなにか、そして
パウエルFRB議長がステーブルコインについて先日下院金融サービス委員会
で表明した発言内容について紹介したと思います。
ステーブルコインとは?
ステーブルコインとは、取引価格が安定することを企図して
設計された仮想通貨の一種です。かつ、他の仮想通貨と同様に、
ブロックチェーン技術を用いて、分散台帳に記録される数値であり、
既存の金融システムに依存せず、国境を超える転々流通性を持ち、
複数の国々に存在する暗号資産取引所に上場されています。
メジャーなものの多くは米ドルと価格が連動するように設計されており、
米ドルと連動するステーブルコインが多いが、GYENなど日本円と
連動するステーブルコインもあります。
パウエルFRB議長の見解と規制の方向は
暗号通貨は、実行可能な支払い方法になることができなかったと、
FRB議長のジェローム・パウエルは木曜日に語った。
パウエル氏は、ステーブルコインとその規制の欠如がFRBにとって
重要な懸念事項であることを繰り返し述べました。
ステーブルコインについては、市場操作に使われる可能性や、
ドルとの疑わしいペッグを持つことなど、多くの懸念があります。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は1日、上院銀行委員会で、
暗号通貨は、プライバシーを重視する人たちが利用する以外は、
実行可能な支払い方法になることを試みて失敗したと述べました。
パウエル議長は、「暗号通貨は、決済手段を目指していなかったわけではなく、
何らかの理由で匿名性を求める人たちを除いて、決済手段になることに完全に失敗した」
と述べています。
またステーブルコインとその規制のなさがFRBにとって重要な懸念事項で
あることを繰り返し述べました。
パウエル氏は、ドル建ての暗号通貨をMMFや銀行預金と比較して、
「本当に問題なのはステーブルコインだ」と述べ
“それらは信じられないほどの速さで成長していますが、
適切な規制がない、ことを懸念しています。
パウエルFRB議長は下院委員会で、米国の公式デジタル通貨があれば、
暗号通貨やステーブルコインの必要性はなくなると述べています。
まとめ
ステーブルコインについては、市場操作に利用されるのではないか、
ドルとのペッグが怪しいのではないかといった懸念があります。
昨年、複数の下院議員が、ステーブルコインを従来の銀行規制の対象とする
法案を提案しています。