スカイブリッジ・キャピタル(SkyBridge)の特徴(FTXとの関係)と最近のパーフォーマンスは!
スカイブリッジ・キャピタルlは、2005年にアンソニー・スカラムーチ氏に
よって設立されたオルタナティブ投資会社です。ヘッジファンドに
焦点を当てたことで知られており、ヘッジファンド投資、
プライベートエクイティ、その他のオルタナティブ資産を含む
多様なポートフォリオを持っています。
スカイブリッジの特徴は
同社の旗艦ファンドは、SkyBridge Multi-Adviser Hedge Fund Portfoliosで、
「ファンド・オブ・ファンズ」として知られており、さまざまな
ヘッジファンドに投資し、多様なエクスポージャーとリスク管理を
図ることを目的としています。
SkyBridgeファンドの特徴としては、高リスク・高リターンの
投資商品として位置づけられており、通常は多額の資本や内部知識を必要とする
戦略へのアクセスを提供しています。主力商品は認定投資家を対象としており、
複数のヘッジファンドマネージャーの専門知識を活用して魅力的な
リターンを追求しています。
人気の面では、SkyBridgeが主催する年次SALTカンファレンスが注目を
集めています。このカンファレンスは、金融、政治、技術分野の有力者を
集めるイベントであり、同社のブランド認知度向上に貢献しています。
また、スカラムーチ氏のメディアでの存在感も、その注目度を高める一因となっています。
FTXとの関係は
カイブリッジの評判は昨年9月に暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの
ベンチャーキャピタル部門に株式を売却した後、悪化した。
FTXはスカイブリッジ株取得の数カ月後、米連邦破産法11条に
基づく会社更生手続きを申請し、共同創業者のサム・バンクマンフリード氏
は逮捕された。
参照:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-18/RUTPLUT0AFB401
スカイブリッジの最近のパフォーマンスは
近年では、ビットコインやその他のデジタル資産への大規模な投資を行うなど、
暗号通貨分野への関与も注目されています。この動きは、オルタナティブで
新興の分野へのエクスポージャーを求める投資家にアピールしています。
2023年は、前半はよかったものの、その後の暗号資産の下落により
パフォーマンスは25%の損失となった模様です。
まとめ
スカイブリッジは、前トランプ政権での広報部長として
メディアに頻繁に出ていた、アンソニー・スカラムーチ氏が設立したことで
有名ですが、2017年には、中国共産党につながりが強いHNAキャピタルに売却し
その後はポジションを退いています。
オルタナティブ投資で有名なスカイブリッジ・キャピタルですが
AUMは約20億ドル規模もあるファンドです。
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