ジョン・ボルトン元国連大使が国家安全保障担当になることでドル円への影響は
トランプ大統領は、H・R・マクマスター国家安全保障担当の
後任にジョン・ボルトン元国連大使を指名したことを明らかに
しました。次から次への、トランプの人事にはだれもついて
いけない雰囲気が漂ってきます。
ジョン・ボルトンとはどんな人物?
トランプ氏はツイッターへ投稿し、
「2018年4月9日付でジョン・ボルトンが新しい
大統領補佐官(国家安全保障担当)になる。
H・R・マクマスター将軍の貢献にとても感謝している。
将軍は仕事で優れた業績をあげ、これからも私の友人だ。
正式な引き継ぎは4月9日になる」
と書き込みました。
そこで、気になるのジョンボルトンとは、どんな人物でどんな
政策の持ち主なのか?ということです。
Axiosによれば、1月の初旬にすでに、ボルトン氏は
次の段階のトランプの国家安全保障チームに加わると
予定されていたようです。
ボルトン氏は保守で有名のFOXニュースの投稿者でも
あり、ボルトン氏は、4月9日に正式に国家安全保障担当の
業務をを引き継ぐ予定です。
ボルトン氏は、ジョージWブッシュ政権時代に、国務次官
そして、国連大使として仕えています。
ボルトン氏とトランプの意見がもっとも違うところは、イラク戦争
についてです。トランプはこの戦争を大きな間違いだ
と叫んでおりますが、一方でボルトン氏は、この戦争は正しかったと
主張しています。
ボルトン氏もトランプ氏は、イランの核合意に対して筋金入りの強硬派で
す。ボルトン氏は、イランは爆撃されるべきとまで言い切って
います。彼はまた、先月のWSJ に、北朝鮮への先制攻撃のよる法的ケース
について投稿しています。
そして、ボルトン氏は、ロムニー氏の2012年の大統領選で、
外交政策アドバイザーとして仕えていました。
かなり危険な政策の持ち主
こうしてみてみる、ボルトン氏はかなり危険な政策の
持ち主であることがわかります。
保守派といえばそれまでですが、外交政策について
かなり危険で偏向しているようにみえます。
きたる、北朝鮮とのこうしょう、そしてイランとの核合意も
波乱となる可能性が強くなったと思われます。
ドル円市場への影響は?
昨晩ドル円は、104円台へと突入しました。
中国への貿易関税決定を受けてのものだと
言われてますが、トランプ大統領の危険度に
誰もが予想がつかなく、リスクを落としている
ような感じがします。
もうこの人の側近には、イエスマンしかおらず
大きく拡大させていた円安ポジションを考え直さないと
いけないとのムードがこれからまだ広がりそうです。
これから数ヶ月においては、100円割れの円高も
想定すべきだと個人的に思います。