ジョンマケイン上院議員がトランプ・プーチン会談後に放った言葉とは!
共和党の重鎮であるにも関わらず、トランプとは
犬猿のなかである、ジョンマケイン共和党上院議員
は、週末のヘルシンキでのトランプ・プーチン会談の
結果を受けて言い放ちました。
ジョンマケイン氏が言い放ったこと
ジョンマケイン氏は、トランプ大統領が、大統領選挙で
ロシアが関与していないことを認めたという会談内容
をうけて、次のように語りました。
ヘルシンキでのプーチンとトランプによる会談内容
私が今まで目にした歴代大統領のなかで最悪の会談
内容であった。これはトランプ大統領の傲慢さや間違った
ロシアとの同じ価値観、そして独裁主義への憧れによって
もたらされたダメージは計り知れない。明らかに、
トランプ大統領が行ったヘルシンキでの会合は悲劇的
であり、間違いだ。トランプ大統領は、能力に疑い
があるだけでなく、プーチンと立ち向かおうとしていない。
このようなコメントは、ジョンマケイン氏だけでなく
他の身内である共和党議員からも沸き起こっています。
しかし、首脳会談を受けて他の共和党議員や情報・捜査当局が
ロシアに対するトランプ氏のアプローチに反応を示すかどうか
は不明です。
一筋縄でいかない選挙前の共和党内
一方で、他の共和党議員による政治的批判の範囲や期間は
限られたものになりそうです。実際に共和党のベテランの
ひとりは、「遺憾の意を示しながら、深刻でも広範でも
ない声明」を出しています。
中間選挙の予備選で敗退した反トランプ派の下院議員
は「トランプ氏個人を批判すれば選挙で痛い目に遭う」こと
を示す顕著な例となっています。
しかし、フロリダ州のマルコ・ルビオ氏やネブラスカ州の
ベン・サス氏といった共和党の上院議員は、個人的なことで
はなく実質的な事柄でトランプ氏を押し戻せることを示して
きました。そのため議会で注目されるのは、トランプ氏を
より厳しい立場に追い込む、あるいは少なくともトランプ氏に
対ロ経済制裁を維持させる動きが出てくるかどうかが注目され
ます。
今後の影響と注目点は
今後の注目点は、16日に露呈した亀裂を受けて
一層の反対意見が表明されるかどうかです。
そしてさらにはトランプ政権幹部の辞職があるかどうか
が注目されます。
具体的には、トランプ大統領が、このまま対ロシア経済制裁
を維持するのか、それとも今回のプーチン会談をうけて
解除してしまうのかが注目ポイントですが、トランプの
性格からして、もはや共和党議員については、興味がなく
今の戦略でトランプ支持層を固めていこうというのが
戦略のようです。
そう考えると、ジョンマケインやポールライアン議員のように
引退を表明している共和党議員は別にして、大多数の
共和党議員が、中間選挙を控えて、トランプの機嫌を損なわない
ようにビクビクした状態を続けそうです。