
シリアの内戦から拡大する中東紛争
シリア政府は、イスラエルが過去3日間で2度の空爆を行った
と非難しました。
イスラエルはシリアのミサイル貯蔵がレバノン
のイスラム教武装集団、ヒズボラに行き渡るとの恐れがあると
考え、シリア国内のミサイル貯蔵庫を攻撃しているようです。
この空爆により、シリアの内戦からイスラエルとヒズボラの間の
直接衝突につながるとの懸念が広まっています。
ヒズボラは以前から、シリアの内戦をイスラエルおよび西側諸国と
シリア、イラン、ヒズボラとの闘争であると位置づけようとして
おり、今回のイスラエルの空爆はシーア派イスラム教連合とイスラエル
との抗争に火がつく可能性があります。
ヒズボラがレバノン国境を越えてシリア国内のシーア派の村落を陥落
させた場所が、シリアの地中海沿岸とイスラエル国境に近いヒズボラ
の拠点を結ぶ地域の支配維持に必要不可欠な地域であることから、
それを阻止しようとするイスラエルとヒスボラとその背後にいるイラン
との抗争が激化するお恐れがでています。
シリア国内の内戦がイランがヒスボラに武器を供給するかたちでイスラエル
との抗戦が激化、拡大することが懸念されます。