ゲーリー・コーン国家経済会議長官の辞任の噂でドル円市場に与える影響は?
ゲーリーコーン氏が次期FRB議長になるという可能性は
すでに最小になっていますが、この事案に詳しい3人の関係者が
トランプは、NEC国家経済会議長官であるゲーリーコーン氏を
FRB議長に指名しないことを明らかにしたようです。
すでにコーン氏のFRB議長の可能性はない
その関係者によると、トランプは先週のプライベートな
ミーティングでコーン氏のFRB議長の可能性はない、
と言ったとブルムバーグはレポートしています。
トランプは私的ミーテングでアドバイザーたちに、コーン氏は
現在の職務をよくこなしており、引き続きホワイトハウス
で減税法案提案に取り組んでほしい、と述べたらしい。
コーン氏がFRB議長になる可能性はあのシャーロッツビル
の事件以降急落していました。
候補は2、3人に絞り込んだ
トランプ大統領がFOXビジネスネットワークでのインタビュー
で、FRB議長の人選は2人から3人に絞られた、と述べています。
しかし、もっと大きなニュースは、コーン氏は
おそらく減税法案が議会で処理される直後にホワイトハウスを
去るであろう、とこの関係者2人が明かしたとブルムバーグ
は伝えています。
ゲーリー・コーン氏の辞任で為替市場への影響は
コーン氏は、トランプ政権のなかで、最も市場の信頼を
得ていた人物です。
シャーロッツビル事件でトランプを批判して以降は
常に辞任の噂が出ていますが、FRB議長の可能性が
なくなっただけでなく、辞任が現実味を帯びてきました。
為替市場への影響、特にドル円相場へ影響について、
株式市場との関連が強まると思います。
コーン氏の辞任は、株式市場にとっては、マイナス材料
となり、いまのリスク偏重型のドル高円安にブレーキ
がかかるリスクが高いと思われます。
ドル円市場、短期的には、どの人物がFRB議長になった
としてもドル高となりやすいですが、その後は、株式市場
の動向とともにドル高円安流れが止まる可能性が高い
と思っています。