クリプトカレンシーとは?世界各国の使用率のランキングは?
送金への依存度とP2Pの電子決済の普及により、
アフリカ最大の経済大国ではクリプトカレンシーの
利用が急増しています。
そこで、まずおさえておきたいのは、クリプトカレンシー
とはなにかということです。
クリプトカレンシーは日本語では仮想通貨と訳されて
いますが、正確には暗号通貨のことです。
クリプトカレンシーとはなに?
仮想通貨とは、ビットコインのように、ブロックチェーンなどの
暗号技術を使って仮想空間に作りだされた通貨のこと
をいいます。これではピンとこないと思われますが
暗号通貨とは、暗号技術を使ってセキュリティを
強固にすることで、仮想空間内での偽造や盗難、二重使用などを
防いでいることから、暗号通貨と呼ばれているのです。
この暗号通貨を英語で言えば、「クリプトカレンシー」
というのが一般的です。
一般的には「仮想通貨」というのが浸透していますが
実際のところを考えると「暗号通貨」の妥当です。
なぜならば「仮想通貨」の肝は暗号技術にあるからです。
現在の「仮想通貨」は、ビットコインも含めて、
最近では金融庁も各国の通貨当局も「通貨」ではなく、
正式には「暗号資産」という言い方をするようになっています。
世界各国のクリプトカレンシーの使用状況は
65カ国の中でナイジェリア人がクリプトカレンシーを
使用している、または所有していると答えた人が最も多い
結果となっています。
ナイジェリア人のほぼ3分の1がクリプトカレンシー
を使ったことがあると回答しています。
Bitcoin.comによると、従来の方法では国境を越えて
送金にかかる費用が高いです。多くの人が海外の労働者や
その家族にサービスを提供するために
暗号通貨取引所を利用するようになりました。
また、ナイジェリアでは、電話を使ってお互いに送金したり、
お店で支払いをしたりすることもよくあります。
最近では、国内の企業が携帯電話の支払いオプションに
暗号プラグインを追加しており、ナイジェリアでは
日常生活で暗号通貨を使用することが一般的に
なりつつあります。
世界各国のクリプトカレンシー使用ランキングは
また、ベトナム、南アフリカ、トルコ、ペルーでもクリプトカレンシー
の所有率と使用率が高いことが記録されています。
調査によると、多くのクリプトカレンシーのユーザーが
地域は、ラテンアメリカだった。ブラジル、コロンビア、アルゼンチン、
メキシコ、チリなどの国々で、すべて二桁の使用率と
なっています。
ちなみに、スペインはアイルランド(10%ずつ)とギリシャ(11%)同様に
、ヨーロッパで最も高い採用率の国となっています。また、アジアや
アフリカの国々は、欧州や英語圏の国々よりも高いスコアと
なっています。
最後に、日本は、調査の中で最も取引の少ない国となって
います。これは、スウェーデン、デンマークと並んで
調査対象者の中で最も低い数字となっています。
まとめ
意外にも、暗号通貨の使用率の高い国は、アフリカや
南米地域でした。これは、自国の通貨に対する不信や
また送金手数料の高いことが反映した結果だと思われますが
、特にコロナのパンデミックが発生したご、先進国ですも
中央銀行による通貨供給を過去に例をみないほど増やして
おり、今後先進国でも通貨に対する不信が強まる可能性
があります。その意味では、現在では発展途上国
がランキングの上位を占めていますが、先進国の間
でも暗号通貨の採用率が増えてくる可能性も否めない
と思われます。