ギリシャ問題は今週交渉が本当の山、そして結果は3週間後の6/5
ギリシャの資金繰りが、いよいよ底をつく時期が間近に迫ってきている
ようです。
3週間以内で担保が底をつくと、イギリスのチャンネル4も報道しています。
そこで、鍵となる今週の日程をまとめてみると、最初の山場となるのは、20日の
ECBがギリシャ向け流動性枠(ELA)の枠組みを見直す決定がなされます。
そこで、いまあるギリシャの銀行に対する担保の基準の緩和がなければ、
預金が流出している、ギリシャの銀行の資金繰りが窮地に追い込まれるところまで
枯渇してきています。
それと同じ日にユーロの政府ミーティングがフランクフルトでおこなわれ、そして
その翌日から、リガでユーロ圏の首脳会議が開かれ、ギリシャ問題が大きな
テーマとなります。
今のところ、チプラス首相は、反緊縮の姿勢を崩していないと同時にユーロに留まる
ことを主張していますが、お互いの溝はいまだ深いようです。
ただ一点明らかになりつあるのは、このまま政府間で妥協が見出せなければ、
6月5日のIMFへの返済ができないところに陥ってしまうことです。
まずは、今週20日の交渉とECBのELAの決定が注目です。
ただ、市場は、楽観的なムードが占有していて、ギリシャの10年の国債の利回りは
今週は、13.64%から10.76%に落ち着いています。
ユーロの為替市場もあまりギリシャに関する懸念は気にしていないようですが
それゆえ、この交渉がこのまま滞った場合の変動にも注意が必要かもしれません。
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