ギリシャ問題についてユーログループ議長デイセルブルム氏もお手上げ状態?
7月の大きな波乱要因が、ギリシャの
60億ユーロの期限返済と新規融資プログラム
の行方です。
この問題で、ギリシャが新規融資を得るには
IMFの参加が不可欠となっています。
しかしながら、いまだに、ユーログループ、ギリシャ
そしてIMFとの間で話し合いが進展していないのが
実態のようです。
IMFの高いハードル
ユーログループのデイセルブルム議長の発言では
IMFが、ギリシャの徹底的な改革と債務の持続可能性
を確保できなければ、新規融資融資に参加できない
というハードルがあります。
一方ギリシャは、これ以上の身を切る改革には
反発しており、離脱の可能性も視野においている
という状況ですが、結局鍵を握るのがIMFが参加
するかどうかにかかっています。
ユーログループとIMFは平行線
デイセルブルム議長に求められいるのは、この
IMFの基準に達成するように、ギリシャと交渉する
ことですが、難航しそうです。
なんといっても、オランダもフランスもドイツも
選挙を控えているだけに、合意をえることは
難しい状況下のようです。
ユーロ相場の頭が重いのは、総選挙と同時に
ギリシャ問題も背景にあるようです。