
ギリシャ問題が解決するとユーロが下落するというしくみ
ギリシャもんだいの解決は、当初ユーロ高に反応するというのが
大方の見方でした。
基本ユーロにとっては、良い材料だからという見方ですが、どうもこの
見方は昨日の動きを見る限り違っていたようです。
週明けから、ギリシャが新提案を提出するという報道がでてからは、ユーロは
下落基調にはいり、昨日の下落は、ここ最近では最も大きなユーロの下落幅
となりました。
ひとつの見方としては、ギリシャがデフォルトに陥る前に合意がなされることを
予想して、ユーロの買い持ちをもっていた参加者の利食い売りが出たという
見方があります。
そしてもう一つの見方としては、ユーロは以前の円と同じように、低金利通貨
で調達して、他の高利回り資産に運用うるという、キャリー取引の調達通貨となって
いる可能性が高いといえることのようです。
ギリシャ問題が解決に向かい、リスク資産選考の動きが世の中で高まると、
ユーロの通貨は下落しやすい構造にはまっていることがもう一つの要因といえます。
次の焦点は、ギリシャ議会がこの妥協を承認するかどうかの問題ですが、当然
左派系の議員からあからさまな反対が出てきており、まだ予断は許されない状況に
あるとおもいます。
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