ギリシャの銀行からの預金流出が止まらない!しかしヘッジファンドは逆張り?
ギリシャからの預金流出が加速しているようです。
ギリシャの預金額は過去10年で一番最低水準までに落ち込んでいます。
4月の預金残高は1393億ユーロ(約19兆円)と前の月の1450億ユーロから急激に
落ち込んでいます。
ちなみに今年の最初は1700億ユーロの預金残高がありました。
すべては、ギリシャのデフォルト、そしてユーロ離脱に備えた資金流出ですが、それをもうけ
のチャンスとみているのが例のごとくヘッジファンドです。
有名なヘッジファンドマネージャーの一人、ジョン・ポールソンはギリシャの銀行、ピレウス銀行の
第三位の株主に投資を増やしています。
またカナダの投資会社フェアファクスもユーロバンクに対して、投資を15%から20%に増やして
いるようです。
このほかにもAPGアセット・マネージメントなども、ギリシャの銀行の投資を高い水準で維持した
ままのようです。
これらは、ギリシャと債券者との間での交渉がまとまることを予想して逆張り的な投資を維持して
いるようですが、ギリシャのファンダメンタルズ的な側面をみて↓のグラフが示すとおり、あの1920年代
のアメリカのリセッション時よりも、今のギリシャの状況は悪いとの統計もあります。
最大で6月19日まで時間猶予があるといわれていますが、タイムリミットは迫っています。
1分間で英語力を身につけるためには??