
ギリシャの次の山は4月9日といううわさ
ECBが、ギリシャの大手民間銀行に対して、ギリシャ債の
イクスポージャを増やさないように指示したようです。
ギリシャは、4月9日にIMFへの融資返済と、4月の半ばに短期国債の
償還を迫られています。
この指令によって、ECBがギリシャ政府の国債発行による資金調達を
抑えようとするECB政策と一致するものとなります。
ECBはすでに、ギリシャの短期国債をつかっての資金調達の上限を
35億ユーロに抑えています。
これは、債権団との交渉の食い違いが、ギリシャとの間で大きいことを
示唆しています。
4ヶ月延長されたギリシャへの緊急融資プログラムですが、最初の山は
早くも来月やってきます。ソロス氏の見通しだと、ギリシャがユーロから
離脱する可能性は、まだフィフティフィフティだそうです。
市場はあまりギリシャに関して、注目していないくょうですが、事態は
刻々と進んでいます。