ギリシャの救済プログラムの承認は8月18日が目処になるがユーロ相場は夏枯れ状態
今や忘れさらられているがごとくのギリシャ問題ではあるが、
8月20日のECBへの返済32億ユーロの返済の目処は未だたって
いないのが現状です。
これは、単にギリシャへの救済プログラムがそれまでに承認されるか
どうかで、ギリシャ政府としては、18日を目処に救済ローンの実行を
求めています。それが間に合わなければ、20日返済のためのブリッジローン
でしのぐという綱渡りの状況は続いています。
そこにはIMFとの意見の対立も背景にあり、IMFは、ユーログループからの債務減免を要求
しているのに対し、ドイツを筆頭として、ユーログループからは、当然のごとく
債務減免には反対の声が強く、IMFとの相違があるのも実情です。
まずは、18日までにギリシャ政府が目論むでいるように救済プログラムが承認される
か注意を払っておくことも必要のようです。
ユーロの為替相場のほうは、こうした政治的背景にあまり不安視している様子もなく
アメリカの雇用統計と中国と資源価格に目が転じている状態が続いています。
いまは小康状態ですが、バイアスはいまだにユーロ安に傾いていると思っております。
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