ギリシャの国民投票とユーログループからの金融支援延長打ち切りでどうなる?
ユーロ圏の要求を国民投票にかけることを決定したギリシャに対して、
ユーログループはギリシャの金融支援の1か月延長の要求を拒否する結果と
なりました。
これで週明けの金融市場はどうなるのか?ユーログループ議長は、あるゆる手段を
つかって安定性を保つと述べていますが、すでにこギリシャの銀行前に行列ができている
この事態に、ギリシャがどう対応できるのか先が見えない状況に陥ったといってもいいと
思います。
2450億ユーロの金融支援のうちユーロ圏の融資枠を失ったギリシャは、今月末のIMFへの
15億5000万ユーロの返済も滞ることになりそうです。
今後のギリシャの対応はどうなるのか、いえば、すでにATMの前に行列ができていいる状況で
資本規制をせざるおえない状況となります。
これで思い出すのは、2013年におきたキプロスの例ですが、キプロスはユーロ圏とIMFから
100億ユーロの包括的支援の一環で資本規制を実施したことを鑑みると、明らかに今回の
ギリシャ政府の状況は厳しいと言えます。
ユーログループの合意を取り付けられなかったギリシャが、今後もECBからの緊急流動性供給が
受けられるのかどうか?これも大きな懸念となっていますが、これが途切れる結果となれば、ギリシャ
のユーロの離脱は現実味を帯びることになりそうです。
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