ギリシャの債務問題、結局結論は16日に先延ばしでユーロの反応は?
関係者の出てくる言葉は、進展はあるものの、合意に至らずです。
ウォールストリートジャーナルが、どちらかといえば、楽観的観測
記事をながしていて、本日も、大筋合意との記事をながしていました。
ところが、蓋を開けてみれば、合意にはいたっておらず、週明けの
レギュラーミーティングまで結論は先延ばしされています。
これまでの話の展開から推測するに、ギリシャはEU残ることを
前提に、約7割の債権者EU側の条件を受け入れるとしているものの、
現行の救済プログラムで延長は受け入れないと、ギリシャが主張して
いる点です。
ここには、依然として大きな隔たりがあり、ここからの交渉は、
首脳間でのかけ引きとなりそうです。
ユーロの反応は、早朝、ウォールストリートジャーナルの決着の見込みとの
報道でユーロのショートカバーが入り、この先延ばしの決着にユーロが
売られるという展開です。
しかもレンジは比較的狭く、短期的にユーロドルは、1.1350近辺での
抵抗線を築いているように見えます。
またここ最近のユーロの調整もすでに10日以上続いており、
この間のレンジの下限である1・1250を下抜けしてくると、1月26日につけた
安値をもう一度試す展開を予想しています。
また原油相場もまた失速し始めているところも気になるところです。