ギリシャのファロファキス財務相に振り回されるユーロ
ギリシャにツワモノの交渉人が現れました。
それは、ファロファキス財務相で、ツィプラス新政権の財務相と
債務交渉の窓口になっている人です。
この人は、ギリシャでは有名な経済学者で、アテネ大学で教壇を
とり、ここ最近の2年間は、テキサス大学のオウスティンで教授を
していたひとです。
この方は、極端な論理振りかざす論者で、交渉も相手の次の次を
読みながら進めていく、タフな交渉人のようです。
今回の債務免減から、債務交換に移した条件もファロファキス財務相独自の
大胆なところから、少しずつ詰め寄りいいところを取っていこうする
彼特有のやり方だそうです。
ファロファキス財務相は昨日、イタリア財務相に会い、そして2/4は、
ECBドラギ総裁、そして明日は、ジョイフレ独財務相との会合を予定
しています。
とりあえず、昨日のイタリア財務相との間で、時間稼ぎのための
2月末から約1ヶ月の猶予の合意を取り付けたと言われてますが、
この手法が他のEU各国にどこまで通じるか、不透明です。
ユーロはオイルの動きにも反応しているようで、昨日の強力なオイルの買い戻し
がユーロのショートカバーをさそったようです。
これはまだ一過性とみたほうがいいと思います。