ギリシャのドタバタの最中打ち出した中国の前代未聞の株価押し上げ策
国民投票結果をうけて、ギリシャの問題はこの48時間の交渉がピークを
むかえるとされ、市場はまたまた様子見ムードが占有していますが、
市場の目がギリシャに注目していた、週末に中国が前代未聞ともいえる
株価吊り上げ策を発表しています。
中国人民銀行は、先月27日に再度の政策金利ろ預金準備率の引き下げを
実施しましたが、中国の株価下落は止まらず、ピークからは24%も下落
しています。
それを阻止するために出された株価吊り上げ策といのは、
大手証券会社によるETFを通じた総額200億ドルを超える投資と、上海総合指数
が4500ポイントの水準に戻るまで保有株の売却の禁止という、市場経済では
あってはならないような規制が打ち出されています。
さらに、申請済みのIPOの中止と、メディア規制という中国共産国家の一面が
全面に出たような対策が出ています。
ただ大手証券会社のの市場全体に占める取り扱い高は10%にも満たず、この改革後退の
対策が功を奏すのか注意が必要です。
昨日の上海総合指数は、このニュースで寄り付き上昇して始まったものの、その日
が終わってみれば、乱高下の激しい動きに終始した1日となっています。
ギリシャ問題のみならず、中国の動きも要警戒です。
肝心のユーロの動きは、世界的なリスクオフの動きとなる時は、なかなかユーロ売りに
はつながらず、逆にリパトリの対象となるため、ユーロ売りにつながらなくなります。
当面は、方向感のない動きが続きそうです。
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