ギリシャが提案してきた変化球とは?ユーロドルの戻りが鈍い
ギリシャの懸念が世界的に広まるなかで、ギリシャが
投げてきた提案とは、債務交換です。
なにと交換するのかというと、期限なしのギリシャの経済成長に連動
した債券です。
期限がないという意味では、ギリシャが経済成長するまで永遠待ってくれ
という債券です。
ギリシャ新政権は、先手先手を打ってきているように見えます。
港湾ビジネスの売却のキャンセルを示唆したり、今回は、債務交換
というかたちで、外交手段から、財務手段まであらゆる手をつくして
の債務の軽減あるいは延長をはかろうとしています。
構造改革を放棄した、ギリシャにこのような案をドイツや野党ポデモス
が勢力を伸ばしている現スペイン政権が受け入れるのは、考え難く
今後も揉めそうです。
ユーロは現状膠着状態です。ユーロ安の警戒感は強いものの、戻りは
限定された動きが続いています。
現在のサポートライン、1.1280あたりが下抜けするとまた1.10を試す展開
になりそうなチャートをしています。