キャシー・ウッドのARKインベストは、最近のDidiの失敗を受けて、

中国株に「もう飽きた」と言っていますが、すでに実行に

移しているようです。

ARKインベストメントは中国株の売却を進めており、保有株数は「過去最低」にまで

落ち込んでいると、今週のブルームバーグが指摘しています。

ARK Funds Are Offloading Their Exposure To China-Based Equities https://t.co/VKarfigSAF

— zerohedge (@zerohedge) July 14, 2021

ARKインベストメントの現在のポートフォリオ

ARKのイノベーションETFにおける中国のウェイトは1％未満で、

2月の8％から減少していると指摘されています。ARKのフィンテックETFに

おける中国の比重は18％のままで、同社の次世代インターネットETFでは

5.4％にまで低下しています。

中国当局はテクノロジー業界のデータ収集や本土外での上場について

取り締まりを強化しており、テーマ投資で知られるARKによる売却は、

関連セクターの魅力がいかに薄れているかを浮き彫りにしているようです。

中国のインターネット関連株の指数は２月半ば以降に時価総額１兆ドル（約111兆円）

余りを失った後、ここ数日は反発したが、多くの投資家は底値を付けたと

言えるのか不安な状況となっています。

ARKインベストメントの中国ハイテク株への投資配分低下は、

テンセント・ホールディングス（騰訊）など代表的銘柄の持ち分削減と

これらの銘柄の値下がりの両方が理由のようです。

まとめ

ARKの各ETFにおける中国の比重の低下は、キャッシーウッドがテンセントや

JD.comの株式を売却したことや、その他の銘柄の評価を下げたことで

明らかになっています。

バリュエーションの観点からすると、これらの銘柄は下がってきており、

今後も下がっていくだろう、とキャッシーウッドは予想しています。

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