イラン不在のドーハの合意内容は有効なのか?サウジアラビアの皇太子はイラン抜きでは無効を主張
注目されています、日曜日に開かれている産油国によるドーハでの
合意内容が漏れ伝わってきているようです。
その内容とは、1月時の生産のレベルを10月まで維持しそれを超えない
というのが主な合意内容です。
しかしながら、その合意にはイランは不在であり、またこの合意を強制する
ことや、罰則はないとのことです。
いわば、紳士協定のようなもので、これを合意といえるのかどうか非常に
疑問です。
今回のドーハの会合が行われるまでに流れてきた楽観論などで原油価格が
上昇しました。↓
しかしながら、今回の合意が紳士協定であることや、サウジの皇太子の
発言によれば、イランが生産を増やしているかぎり有効ではないといった発言
により実質的な合意はないということがわかります。
週明けの原油価格がドーハの合意内容を受けてどう反応するのか注目ですが
市場はすでにこの悲観的な要素も織り込んでいるうえでの動きとするならば
大きな反応はないように思われます。
しかし中期的には、世界的な需給関係が改善しないかぎり、再び失速して
いくことを前提として対応したほうがよさそうです。
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