イラクの混乱続く。
イラクの混乱が止みません。
現在イラクはクルド自治政府、マリキ政権が統治しているのですが、これが実質の無政府状態に陥っています。
イラク北部のキルクーク県西部をイスラム国家の建設を目指すアルカイーダ系の武装集団ISISが侵攻し制圧したとのニュースが
流れました。
これに対抗してクルド自治政府はキルクーク県北部を制圧し、これにイランが支援する構図となっています。
宗教会派では、ISISがスンニ派、自治政府にイランが加わったのがシーア派との対立構造となっています。
ISISは、シーア派の聖地であるガルバラとナジャフに侵攻すると宣言しており、それを阻止すべくイランが支援しています。
ここで複雑化しているのは、現イラク自治政府は米国の軍事支援を求めていますが、敵対関係にあるイランも支援するという複雑な構図ができあがることです。
イラクの混乱は、イスラム会派と武装勢力同士の対立、シリアのような内乱状態に陥ってしまったようです。