イタリア中央銀行ビスコ総裁の発言で不良債権問題にも明るい兆し?
昨日のドイツ4月ZEWの数字が大きく好転したことに
続いて、イタリアでも明るい兆しとなる発言がでてきました。
イタリア中央銀行のビスコ総裁は19日、金融危機で大きな打撃を受けた
同国の銀行の不良債権処理は転換点に到達した可能性があると述べました。
総裁はイタリア上院委員会での証言で、緩やかな景気回復が進む中で銀行の
バランスシートへの圧力が和らぎつつあるとの認識を示しています。
イタリア中銀が先週発表したデータによれば、市中銀行の不良債権
は2月に1960億ユーロ(約24兆3000億円)となり、1月の2020億ユーロから
減少したものの、前年同月比では4.7%増加しています。
中銀は前月からの減少の理由について、不良債権の売却が進んだことが
大きいとし、イタリアの不良債権問題への取り組みが功を奏してきた
コメントしています。
たしかに、イタリアが不良債権を買い上げる個別基金の立ち上げを示した
ころから、株式市場を中心に好転しはじめました。
原油をはじめとする、ここ最近の商品価格の上昇は、ユーロにとっても
好材料として受け止められ、ユーロ高調整に反応する局面がこれから
くる展開も予想しています。
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