イタリアの銀行株価が大きく下落する一方でコモディティーの上昇、どっちを信じる?
つい先日、イタリア政府がイタリアの不良債権で苦しんでいる
銀行に対して資本注入計画を発表したばかりですが、一方で
ECBはイタリアの銀行、モンテ・ディ・パスキ・ディ・シェナ
に対して、向こう3年間で、不良債権の額を約100億ユーロ
削減する計画指示しました。
2015年末の段階で24.2bioユーロあった不良債権を14.6bioユーロ
に削減する指示を出しています。
このニュースに反応した市場は、イタリア銀行株価軒並み下落で
昨日はモンテディパスキは6%の下げを記録しました。
一方でコモディティー価格の上昇は堅調で、とくに銀上昇が
止まらず、2014年以来の上昇なっています。
ここ最近、エマージング市場と先進国との乖離が堅調となっていますが
Brexitの後の金融緩和期待をあまりあてにすると、そろそろ痛い目に
あいそうです。
ユーロ円もドル円も上値の重さがだんだんと目立ってきているような
気がします。
長めのトレンドに沿うならば、そろそろ戻り売りの機会を模索したほうが
よさそうです。