イギリス労働党のコービン党首があまりにも不人気な理由について
メイ首相が突然総選挙の前倒しを発表しました。
まだ3年も任期があるのに、なぜこのタイミングに?
というサプライズな決定でした。
いうなれば、Brexit後のはじめての総選挙ですが
この重要なテーマが今回の選挙にあるにもかかわらず
野党である労働党が不人気です。
コービン氏の人気のなさについて
Brexit後EU残留支持であった野党が盛り上がると
おもいきや、最大野党・労働党が崩壊寸前となっています。
コービン氏が党首に再選されたからです。コービン
はほんの1年前に初めて党首の座に就いたばかりですが、
今回の党首選では仲間の議員たちから対立候補を立てられて
いました。次の総選挙での惨敗を恐れる労働党議員たちは、
コービン降ろしを試みました。
労働党はEU残留支持なのに、コービン氏の残留キャンペーンは
あまりにお粗末だったことで、労働党の有力議員たちはできる
だけ早く彼を排除しようとしました。
党首の座にしがみつくコービン氏
コービンは不信任案が可決されても辞任を拒否しました。コービンを
支持する労働党員たちは大喜びしましたが、今や保守党への「真の対抗馬
が誕生したと信じています。党員数も大幅に増えた案件がまとまろう
としています。
労働党の政策がネック
労働党の問題はコービンがあまりに左翼的なことです。
彼の主張は筋金入りの社会主義者にしか受けないほど
です。こうした極端な思想が、Brexitという重要な
テーマがあり残留を支持している有権者が多いにも
かかわらず、大差でBrexit支持の保守党が勝つと予想
されているのです。