アルゼンチンペソドルレートはマクリ大統領の緊急対策発表で今後の見通しは?
アルゼンチン危機の緊迫感を増す中、アルゼンチンのマクリ大統領
は緊急対策を発表しました。
マクリ大統領は、声明のなかで、アルゼンチンペソを支えるための
救済基金の使用を止めなければならないとIMFから伝えられ、
アルゼンチン政府は、この要求を受け入れました。
目次
アルゼンチンのマクリ大統領が語ったことは
「誰もが犠牲を払わなければならない」とマクリ大統領
は語りました。マクり大統領は、トルコとブラジルの脆弱さが
誇張され、アルゼンチンペソの暴落したと語り、アルゼンチンの
富の50%を失ったことを嘆いています。
マクリ大統領は、外的要因による経済の崩壊を非難しながら、
投資家がアルゼンチンが機能する能力があるかどうか
疑い始めた、と語っています。
マクリ大統領が語った良いニュース
マクリ大統領はは政府の規模を劇的に縮小すると
約束しており、アルゼンチンは、許容範囲をこえた支出
をしないという目標を設定しなければならない」と
語っています。
マクリ大統領が語った悪いニュース
マクリ大統領は、予算のギャップを縮小させる
努力として、ポジティブな経済貢献をしている、
すなわち輸出業者に増税をする計画であることを
発表しています。
マクリ大統領が発表した醜いニュース
超インフレが進行中に、主要食品の価格のコントロール
をしようとしていることです。
マクリ大統領の発表が意図していることは
それら全ての発表が意図していることは、IMFと交渉し、
500億ドルの信用枠と前倒し融資を得るため、政府の戦略の転換の
シグナルを送ろうとしていることです。
マクリ大統領は今、支出を削減することによって投資家を
喜ばせる “信頼”と、緊縮財政の緊縮が来年の選挙に先駆けて
社会的な混乱を引き起こす可能性との間で板挟みとなっています。
これらの措置は、「より多くの貧困につながる」とマクリ大統領
は警告しています。
アルゼンチンは2019年に予算を均衡化する目標を設定し、
2020年には1%の財政黒字を達成することを目標にしています。
その目標は、輸出税で3,500億ペソを上げることにより
達成しようとしています。
アルゼンチンペソの今後の見通し
この緊急対策により、市場がどう反応するかは、アメリカ
の休場明けにより明確になると思います。
ただ、上にも述べたように、国民にさらなる貧困を
覚悟させるという、マクリ大統領の方針は、来年に選挙
を控えて大きな矛盾にぶち当たると思われます。
とりあえず、IMFから救済措置を得ることで、一時的な
難は逃れる可能性はありますが、アルゼンチンドルは
いったんの調整を経た後に、再びアルゼンチンペソ安
ドル高を目指す展開になると思われます。