アメリカもデフレーション入り?
アメリカに対する見通しは、今年の夏ぐらいから
利上げに踏み切るとのコンセンサスですが、ほんとに
そうなるのでしょうか?
昨日発表された12月のCPIでは、前月比-0.4%、前年同月比で
+0.8%という、物価の下落なっています。
当然ここのところのオイル安が起因しているとおもわれますが、
食料、エネルギーを除くコアCPIでも前月比横ばい、前年同月比
1.6%とFRBが目処と置いています2.0%にはるか及ばない状況
です。
FRBが重点を置いているPCE指数(個人消費支出価格指数)は、
好調な居住費用のPCEに占める割合が20%と低いことから
一方でコアCPIが40%と高く、現在の低調な数字が続くことが
よそうされます。
米国経済は、抵インフレの中、好調な経済を保っているといのが
コンセンサスですが、ここまでインフレ指標が低調だと、低インフレ
の定義から、デフレ入りの定義に移ってしまう懸念もあります。
政府が重要視しているもう一つの指標、ブレーク・イーブン・インフレーション
レートは、10年物ですでに、1・58%にまで落ちてきています。
因みにこの水準では、2010年7月以来の水準で、この時FRBは
量的緩和の実施を決めています。
今同水準で、利上げを模索する?
この矛盾はどちらかが間違っている可能性があります。