
アメリカの注目指標のひとつ7月のPCEと所得が堅調維持~ドル円は雇用統計までは堅調の予想
米国お重要指標のひとつある7月の米個人消費支出(PCE)は
前月比で増加し、4カ月連続のプラスとなりました。所得の伸びに
支えられた恰好です。
利上げへの注目材料のひとつ
7月のPCEは前月比0.3%増加と予想の中央値と一致しています。
7月の個人所得は0.4%増と、こちらも市場予想の中央値と一致でした。
前月は0.3%増でした。
可処分所得はインフレ調整後ベースで前月比0.4%増。今年に入って最大の
伸びとなっています。
個人消費は成長の主要な原動力であり続けるとの指摘もあります。
金融当局がインフレ目標の基準とするPCE価格指数は前月比変わらず、
前年比では0.8%の上昇、そして変動の大きい食品とエネルギーを除く
PCEコア価格指数は前年比で1.6%上昇と、5カ月連続で同率の伸び
となっています。
ドル円の動向は
ジャクソンホールでのイエレン議長の講演内容はタカ派ハト派で二つに
分かれますが、そのあとのフィッシャー副議長のインタビューは
まさに9月の利上げをある一定の条件が整っていれば実施すると
アナウンスしたように思えます。
その基準となるのは、やはり雇用統計で、雇用者数が19万人を超える
かどうか注目点です。
それまで今週の市場は、レンジ相場と思っておりましたが、ドル円は
101円台後半もテクニカルサポートを表しはじめています。
もしも今週の雇用統計がよければ、ドル円は円安ドル高への相場転換
の分岐点となるかもしれません。