アメリカの利上げ示唆発言が相次ぐも、ユーロドルは動意薄
週末に、こぞって米国の連銀総裁のタカ派な発言が目立ち
ました。
これらの発言から推測するに、今月のFOMCでは、文言の
変更、すなわち”patient”の文言は、外される方向にに市場は
折り込みに行っているような感じがします。
この文言を外した上で、FRBは6月以降に利上げのタイムングをはかろう
としているという見方が大方の予想となってきているようです。
しかしながら、肝心物価指数は上がる気配がありません。
本日発表される、1月のPCE価格指数も、前月比マイナス0.5%
コアPCE価格指数についても、前年同月比でプラス1.2%
と、過熱感どころか抵インフレが長期化しているようにみえます。
週末には、中国が利下げし、ドル高がと海外需要の低調さが、じわり
国内景気にも影響してきていると主張するエコノミストを多くなって
きています。
その大きな要因のひとつに米国経済にしめる貿易の比重が過去よりも
はるかに大きくなっていることです。
昨年度は、貿易の比重が30%にまで上がってきています。
デフレ基調が続いている世界経済とドル高基調のなかで、国内要因が
海外要因を覆すような物価上昇する兆しが現れているのかどうか
疑問が残るところです。
今週のユーロドルは、雇用統計を筆頭に、今晩の個人消費支出など、
米国経済指標に左右される週になりそうです。
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