もはや市場とは言えなくなった中国の株式市場対策
今週日曜日に、市場主義否定するがごとくの株価吊り上げ対策
が発表されたばかりですが、拍車のかかった下落は止まらず、昨日
さらなる禁じ手とも言えるような株価維持対抗策が発表されたようです。
ひとつは中国人民銀行が、間接的に株式市場の介入に入ることです。
それは、中国人民銀行が中国証券金融に融資を供与し、中国証券金融が
株式市場介入を続ける原資となる資金を供給することです。
また、中国人民銀行は中国証券金融に銀行間債券市場で短期証券を発行すること
認めて、結果的には、無尽蔵に中国証券金融に資金を供給できるしくみを
なんの法的、あるいは政策的根拠がなくはじめることが可能となっています。
もっと驚くべき話は、中国は株式上場している企業が届け出ひとつで
株式売買を止めることができることです。この手法で、本日時点ですでに約
半数にあたる1439銘柄が売買をストップさせているという驚くべき市場と
なっています。また5%以上の大口株主の6ヶ月間の株式の売却停止を課すなど
市場主義をはるかに逸脱しているいってもいい状況のようです。
それでも株の下落が止まらないのは、この逸脱した規制により、売れるものは
優良株であろうが売り、資金調達にはしっている負の連鎖にはしっていることが
原因のようです。
これを止めるためには、中国政府は株式市場を全面的にストップさせ、投資家の
借金を棒引きにするという究極の方策が待っているのかもしれません。
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