なり振り構わないオフショア人民元介入で一旦は下落がおさまったものの
昨日には、香港のオフショア人民元市場において、中国政府当局の
大量の人民元買い介入があったもようです。
ここのところ、国内のオンショア人民元市場と海外のオフショア人民元
相場には大きな乖離がありました。
海外市場すなわちオフショア市場で海外投資家中心に大量に人民元が
売られていたところに、国有銀行をつかって香港市場中心に大量の
介入を実施したようです。
この介入により香港オフショア人民元のオーバーナイト金利は約70%
に急騰するような、機能不全に追い込むくらいの大規模介入を
実施しています。
香港のオフショア人民元建て預金の規模は約15兆4800億円で
(1兆3000億ドル)で、中国の外貨準備高は約3兆3000億ドルです。
この規模からすれば、中国オフショア人民元市場を力で抑えられる
計算ですが、同時に自由な流動性を失う市場と化してしまう恐れが
あります。
昨年1年で中国は外貨準備高を約5000億ドル失い、12月だけでも
1300億ドル介入に費やして外貨準備高を失っている言われています。
今後どこまで介入し続けていくことが可能なのか、それとも場当たり的
なのか、介入とバトルがまだ続きそうです。
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