すでに織り込まれているECB理事会での預金金利の利下げ、ユーロドルは現在支持線上
いよいよ明日から3月に入り、大きなイベントとなる
ECB理事会を意識した市場となることが考えられます。
12月の理事会で失望を招いた経験から、3月の理事会では
市場を納得させられるような緩和策が求められています。
現段階では、預金金利の引き下げ、現在の-0.3%から-0.4%
への引き下げはすでに織り込み済みのようです。
マイナス金利を増幅させるだけでは、この前の日銀がそうであった
ように、むしろ引き締め効果になる懸念もあります。
ドイツの2月のインフレ速報値-0.2%と予想よりも下落しており
ドラギ総裁は、さらなる行動に余地があることを示唆しなければ
市場の失望を誘ってしまいそうです。
テクニカル的には、ユーロドルは、1月からのちょうど支持線の
上まで下落しており、1.09台が維持できるかどうかが今週のテーマ
になりそうです。