このタイミングでECBドラギ総裁の欧州金融機関の不良債権買取示唆?
昨日欧州系ヘッジファンドが、欧州金融機関の株価は
売られ過ぎであるとのレポートを出していましたが、
昨晩は、ドラギ総裁のショートカバーを誘う発言が出てきました。
3月のECB理事会で、”行動をためらわない”という発言は
とくに目新しいものではありませんが、昨今大きな懸念材料に
なっている欧州金融機関が抱えている不良債権の対処について
言及したことは、市場をびっくりさせたようです。
ドラギ総裁は、イタリアの銀行が抱えている不良債権について
イタリア政府と話していないとしながらも、とある当局者は
レポによって、欧州金融機関の抱えている債権を適格担保と
してファンディングを可能するという憶測が流れました。
これは、欧州金融機関の資金調達に難が起きないようにする
事前措置をすでにとっていると言ってもいいでしょう。
また、ノルウェーの政府系ファンドがクレディスイスへの投資を
増やすとアナウンスしたことが、昨日の欧州株の買い戻しと
リスクオンでユーロドルが急落しました。
当面のユーロドルは、ここ最近の上昇局面のサポートとなっている
1.1100近辺が維持できるかどうかがカギとなってくると思われますが
根本的になにも解決していない状況を考える、引き続きユーロドルは
買い場探しの戦略です。
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