いよいよ日銀の空回りとアベノミクスの終焉?今日は銅の2009年以来安値更新と日本株の下落が止まらない
本日の相場を見てみるといよいよ日本株の独歩安の様相も呈してきている
ように見えます。
円高と中国株の下落が一時的にせよ調整していたにもかかわらず、日本株
の下落は6日連続となりました。
この日は、銅先物が2009年以来の安値を付けています。卑金属は世界最大の消費国
である中国の成長鈍化で、価格への圧迫が続いています。鉱業で世界最大手の英豪系
BHPビリトンの株価も下値を広げ、この日のシドニー市場で約11年ぶりの安値に下落、
上海先物取引所の銅先物価格は一時0.6%下げてトン当たり4360ドルと、09年5月
以来の低水準。上海時間午後3時46分(日本時間4時46分)時点では4364ドルで
取引されました。ニッケル価格も前日比1.8%安となり、2003年以降で最も安くなって
います。
黒田日銀総裁は、中央銀行の役割を強調していますが、そもそもアベノミクスと未曾有
量的緩和をはじまって約3年が過ぎたにも関わらず、さらなる量的緩和が必要との
発言は、すでに効かないことがわかった処方箋を闇雲に打ちまくっている状態に陥って
いるとしか思えなくなってきました。
そのことを市場も察知し、今回の日本の株価下落は中国だけでなく、皮肉にも前回の
日銀金融政策決定会合でさらなる金融緩和を実施してからのことです。
今回の下落がいよいよ根深いものとなる恐れが出てきたようにも思われます。
為替相場もリスク・オフの円買いとユーロ買いがまだまだテーマとなりそうです。
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